「日立ハイテクサイエンスの森」で植生状況観察会を実施
日立ハイテクサイエンス富士小山事業所(静岡県駿東郡)内にある「日立ハイテクサイエンスの森」では、スギ・ヒノキの人工樹林をかつて人々の暮らしと共にあった里山として再生し、より生物が生息しやすい環境へ転換する生物多様性保全活動を2015年度から行っています。
当初の植生状況からどのように変化しているかについて、定期的に事務局で確認をしていますが、活動開始から8年が経過した今回は、生物多様性保全チームメンバー自らの眼で植生状況を観察し、チームのこれまでの活動の成果を確認することを目的に、植生状況観察会を11月7日(火)に実施いたしました。
観察会では事務局を含む7名が参加し、良好な秋晴れの下、事前に事務局で作成した各植物の写真を複数掲載した植物図鑑と実物を比較参照する形で進めました。
観察結果としては、まずクヌギ、コナラ、フジザクラ、イロハモミジ等のこれまで植樹した苗木が確実に根付き成長していることを確認できました。また、キンラン、サトザクラ、ヤマモミジ、クマイチゴ等従来から生息が確認されていた種も同様に残っていること、若干の新たな種の植生状況も確認でき自然の多様性を実感出来ました。
今後も定期的に植生状況の観察を実施し、森の発展状況を見守っていき、より良い森の姿になるよう活動を継続してまいります。
(関連リンク)日立ハイテクグループの「生物多様性の保全への取り組み」についてはこちらから
◇「日立ハイテクサイエンスの森」が環境省より「自然共生サイト」に認定