町亞聖さんヘルスケアイノベーションセンター東京を訪問
10月28日(月)、フリーアナウンサーの町亞聖さんが「ヘルスケアイノベーションセンター東京」(東京都大田区)を訪れました。当施設は、装置研修、デモンストレーション、お客さまとの協創およびショールーム機能による情報発信の場として創設した統合型ラボです。
町さんは、10月5日(木)に東京国際フォーラムで開催された「Hitachi Social Innovation Forum」で、ヘルスケアセッションのモデレーターを務めました。打ち合わせやセッションを通して、日立のがん治療ソリューションに興味を持ち、「日立ハイテクグループの放射線治療システムの話をもっと聞きたい」という要望があり、今回の訪問につながりました。
当日は、がん患者に対する社会課題や治療事業、粒子線治療や放射線治療装置(OXRAY)の事業紹介、ショールーム、ラボ、シアターの施設見学が行われました。
<町 亞聖さんインタビュー>
技術を開発し、わかりやすく伝えることで、
がんを恐れることのない社会の実現に貢献してほしい
Q:本日の感想を教えてください。
がん治療の取材をして30年になりますが、改めて技術の進歩を強く感じました。以前は手術でがんを取り除くしかないと言われていましたが、今では放射線治療などのテクノロジーが医療に大きく貢献する可能性を感じています。
Q:日立ハイテクグループにこれから期待することは何でしょうか?
日立ブランドの製品には、高い信頼性と親しみやすさがあります。診断技術の進歩はがんの早期発見や確かな治療に繋がりますし、これまで築き上げてきた患者さんや医師とのコミニケーションを活かして、現場の声を反映しながら技術・製品開発を推し進め、患者さんのQOLの向上に貢献してほしいです。
また、技術の言語化、つまり、難しい技術をわかりやすく伝えることを期待しています。いくら素晴らしい治療技術であったとしても、それを理解してもらえなければ、広く使ってもらうことはできません。最先端技術などの難しいことを誰にでもわかりやすく伝え、患者さまや医師が放射線治療について正しく知り、実際に治療を行うことで、がんを恐れることのない社会の実現に一歩でも近づくことを大いに期待しています。
【プロフィール】フリーアナウンサー 町 亞聖さん
1995年に日本テレビにアナウンサーとして入社。報道キャスター、厚生労働省担当記者として、がん医療、医療事故、難病などの医療問題や介護問題などを取材。2011年にフリー転身後も、医療と介護を生涯のテーマに取材、啓発活動を続ける。著書は、母と父をがんで亡くした経験をまとめた『十年介護』(小学館文庫)、新刊『受援力』(法研)。
<ヘルスケアイノベーションセンター東京>
2022年10月、ヘルスケア事業における新たな価値の創出をめざし、羽田エリア/天空橋駅直結の大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」に、装置研修、デモンストレーションのほか、お客さまとの協創および、ショールーム機能による情報発信の場として創設。
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