(那珂地区 マリンサイト)社食紹介
今回は、ひたちなか市にある「マリンサイト」の社食を取材しました。那珂地区とは違う雰囲気のマリンサイトの社食で、社員は日々どのようなランチタイムを過ごしているのでしょうか?また、特徴ある人気のコラボメニューとは?
開放的な空間で過ごすランチタイム
マリンサイトの食堂は12:00と12:40の2部制で、毎日約400名が利用しています。食堂ホールはシンプルで落ち着いたつくりの空間で、ガラス張りの窓からは国営ひたち海浜公園の観覧車、ネモフィラやコキアで有名な丘を望むことができます。近くには阿字ヶ浦海岸もあり自然豊かな環境に立地しています。
併設のカフェでは、地元ひたちなか市の有名コーヒーショップ『サザコーヒー』が入っており、毎朝厨房で焼き上げるパンやフラッペなどのドリンクを提供。ランチの時間以外は打ち合わせや会議スペースとして使用できるほか、ゆっくりと休憩できるスペースがあります。
環境・健康を意識した「こだわりのメニュー」
環境・健康を意識したメニューとして、プラントベースフード(植物由来の食品)を使用したイベントメニューを提供しています。以前に開催された手塚治虫作品のコラボメニューでは、ソイチキンと豆乳由来のチーズを使用したジャングル大帝の「ライヤのトマトチーズ風ラーメン」や、火の鳥の「チキン南蛮風 柚子胡椒タルタル丼」を提供。この他にも大豆ミートを使用した麻婆豆腐などもあります。
更に、塩分控えめで野菜をたくさんとれる栄養士考案のヘルシーメニューや、味噌汁は減塩みそが選べる工夫がされています。
人気メニュートップ5!
マリンサイトの社食では、ガッツリ!しっかり食べたい人向けのスペシャルメニューと、定番ランチメニューのメイン2種、丼ぶり(唐揚げ丼やご当地丼)、カレー(日替わりでチキン・ポーク・シーフードなど)、麺類(和麺・中華麺)、そして小鉢の副菜やデザートなど、好きなものを組み合わせられますが、やはりガッツリ系の肉メニューが人気です。気になる人気メニュートップ5を紹介します。
【第1位 豚肉の生姜焼き】
特製のたれをたっぷりかけてしっかり焼き上げています。毎回、社食に来る全体の3割ほどの社員に選ばれています。
【第2位 鶏肉の韓国風照り焼き】
ピリッとした味つけが特徴的で、最後まで飽きずに食べられます。
【第3位 豚ロースの磯部揚げみぞれソース】
薄切りの豚肉に青のりの衣をつけて揚げた天ぷらで、カリッとした触感が特徴的。相性抜群のソースと一緒に味わいます。
【第4位 豚肉と青梗菜のオイスター炒め】
ボリューム満点の炒めもので、野菜もたくさんとれる逸品です。冷凍ではないフレッシュな青梗菜を使用しています。
【第5位 照り焼きチキンオレンジ風味】
生のオレンジをふんだんに使ったソースでさっぱりとした味わいです。
そして、調理長綿貫氏の一押しメニューは「塩麹とカレー風味のローストチキン」。数種類のスパイスと塩麹、隠し味のウスターソースなどで一晩漬け込み、やわらかくしっかりと味つけした和風のタンドリーチキン。他では食べることのできない特製メニューです。
この他にも、魅力的なコラボメニューはマリンサイトの食堂の特徴です。これまでにイベントメニューとして、「ゴーゴーカレー」や「三代目たいめいけん茂出木浩司シェフ」とコラボしています。
取材をした6月は、富士宮焼きそば学会認定の食材を使用したB級グルメの定番!「富士宮焼きそば」でしたが、7月はいわて県フェアを開催。盛岡三大麺の冷麺やじゃじゃ麺のほか、アカモクの天ぷらそばなど地域の魅力が詰まったメニューが目白押しです。
そして、5のつく日にしか食べられない「無水カレー」は、社員で試食会を重ねて開発されたマリンサイトオリジナルカレーです。2021年3月15日のマリンサイトの稼働開始日にちなみ、毎月5のつく日に販売しています。玉ねぎをふんだんに使い、水分を全く使わずに仕上げたこのカレーはとても人気があり、通常のカレーの倍は売れるそうです。
カフェコーナー「サザコーヒー」
ひたちなか市に本店を置き、茨城県内のほか東京丸の内(KITTE)や品川、新橋にも店舗を持つSAZA COFFEE。前回の那珂地区と同じく、マリンサイトのカフェでも美味しいコーヒーが味わえます。週替わりでパスタの提供もあり、お土産用にサザカップオン(ドリップパック)や豆チョコなども取り揃えています。これからの暑い時期には、マンゴーフラッペなど季節のドリンクも見逃せません。
また、この日は15時から「ミニクロワッサンバイキング」を実施していました。焼きたてのミニクロワッサンやプチパンなど5種類を販売。不定期で開催され、楽しみにしている社員も多いそうです。
SDGsの取り組み
毎日違うものを提供している食堂のメニューサンプルは、蝋で作られた食品サンプルでの対応は難しく、一般的には現物を並べます。そこで、フードロス対策として現物は使用せず、デジタルサイネージ化することにより、一年間で1,398食分(6種類x営業日数233日)の廃棄ロスを削減。社食運営会社(エームサービス)では全体的な取り組みとして、ハイテクだけではなく他社の食堂でも同様の取り組みを展開しています。
また、天候不良などにより、ほんの少しの傷が付き市場に出回ることができない野菜を使用し、『フードレスキュー』と銘打った取り組みを行い廃棄ロスに大きく貢献しています。
この日にお話を伺ったのは食堂を運営しているエームサービス㈱のマネージャー、西間木さん。会社自体で決まった季節のイベントメニューがあるなかで、地域の特色を取り入れた提案も可能なことから、飽きのこないメニュー開発のために試行を重ねる日々。社員から「美味しかった」と直接声掛けをしてもらう事もあるそうです。運営会社では、本社にテストキッチンがあり、調理に関する技術の研修制度があります。西間木さんはそば打ちを習得したそうで、いつかは手打ちそばのイベントを開いてみたいと語っていました。
今回の那珂・マリンサイトの社食取材で、連日同行をしてくれた総務の石田さん。入社以来、食堂の担当として定期的に実施しているアンケートから、社員の声を元に食堂の改善やメニューの工夫など、さまざまな施策を行っています。
マリンサイトについて
那珂地区マリンサイト(茨城県ひたちなか市)は測長SEM、欠陥検査装置などの半導 体製造装置や解析装置を設計・開 発・製造をしています。100%再生可能エネルギー による運営で、カーボンニュートラル を実現した最先端の製造拠点として2021年3月に竣工しました。
屋上には竣工記念として新入社員主導の「プロジェクトQR」により制作された巨大QRコードがあります。
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