見出し画像

田澤選手が「第47回技能五輪国際大会」の出場権を獲得

10月6日(金)から11日(水)まで、三重県伊賀市のDMG森精機株式会社 伊賀事業所において「第47回技能五輪国際大会『CNC旋盤』職種日本代表選手選考会」が開催され、モノづくり・技術統括本部 那珂地区生産本部から出場した田澤大(たざわ だいむ)選手が国際大会への出場権を獲得しました。

技能五輪国際大会(World Skills Competition)」は、22歳以下(一部職種を除く)の若者が技能を競うことにより、参加各国の職業訓練の振興や青年技能者の交流・親善を目的として、1950年から開催されています。今回の選考会には、2022年11月に千葉県で開催された「第60回技能五輪全国大会」の「旋盤」職種において優秀な成績を収めた上位選手4名が参加し、1つの代表の座をかけて競技に挑みました。

競技中の田澤選手

田澤選手が出場した「CNC旋盤」職種は、コンピュータによる数値制御により円筒・溝・ネジなどの切削加工を行うCNC装置を操作し、部品を時間内に加工して、その精度を競う競技です。田澤選手は、緊張感の漂う競技会場で、競技開始から落ち着いた様子で着実に作業を進め、最後まで粘り強く取り組み、2024年9月にフランス・リヨンで開催される国際大会の出場権を見事獲得しました。

従来、国際大会に出場する日本代表選手は、国際大会の前年に開催される全国大会の成績で決定していましたが、「CNC旋盤」職種は競技内容が全国大会と国際大会とで大きく異なり、従来の選考方法では国際大会での優勝が難しいため、数年前より国際大会に準じた内容で代表選手を選出する形に変更となりました。

田澤選手(左から3番目)と指導員やチームの皆さん

「CNC旋盤」職種以外の、日立グループが参加する8職種については、11月17日(金)から21日(火)まで愛知県で開催される「第61回技能五輪全国大会」で日本代表選手が決定される予定です。